電気工事にまつわるお役立ち情報などを発信
照明工事・コンセント増設・LED工事など、電気工事にお困りのお客様は
ぜひ宮浩電気にご相談ください!
照明器具は、電球を変えればずっと使えるとついつい思ってしまいますが
やはりこれらにも寿命はあります。
使用年数に伴って、外観からは特に影響は見られなくても
電気回路や配線部品などの、電気絶縁物の劣化によって10年を過ぎると故障が急に増えてきます。
お家の外壁塗装や給湯器の交換のタイミングは、10年と言われていますが
照明器具の適正交換時期も10年になります。また、15年を「耐用の限度」としています。
どのような部分に故障があるかというと、例えばスイッチが挙げられます。
スイッチは、指でON・OFFの操作をするたびに内部の機械的動作により
電気的接点がくっついたり離れたりして、対象器具の運転状態を制御しています。
長年使用するということは、何千回、何万回とスイッチのON・OFF操作が行われているので、金属疲労や摩耗が発生しています。
スイッチを押すことはできても、いずれ点灯しないなどの症状が出てくることが考えられます。
ただスイッチの経年劣化は、電気火災などが直ちに発生する危険性は低いです。
それに比べ、コンセントの経年劣化には注意が必要になります。
この劣化の大きな原因はプラグの抜き差しによるものが大きいです。
差し込み部分の内部は板バネ上の受け刃となっていて、その受け刃にプラグの刃が差し込まれることによって、
電気的接点ができ電気器具に電源が送られる仕組みになっています。
そのため、プラグを抜き差しするたびに板バネが広がったり狭まったりするので
これもやはり金属疲労が起こります。
金属疲労が起こって板バネが弱まったりすると、コンセント側の受け刃とプラグの刃の接触圧が弱くなります。
接触圧が弱いと電気的に接触抵抗というものが発生し、発熱の原因となり、最悪の場合電気火災に繋がってしまいます。
こういったコンセントの劣化状態については、点検により発見することが可能です。
過度な発熱が発生したコンセントは、差し込み部分や裏側の電線接続部分が黒色になっています。
これは発熱により、カーボン(炭化)が発生している証拠でとても危険な状態です。
またひどい場合は、電線の被覆が熱で溶けていることもあります。
このような状態のコンセントは、電気的な絶縁抵抗も低下している恐れがあるので早急な交換をおすすめします。
電気は今や生活に欠かせないとても身近なエネルギーとなっています。
しかし、これらの設備は適切に交換・更新して安全な状態を保ったり正しい使い方を守らないと、
感電や火災などの事故につながる恐れがあり、場合によっては、私たちの生活を脅かすものにもなってしまいます。
まずは使用されている照明器具の製造された年を確認ください。
おそらく銘板(ラベル)に記載されていると思われます。
詳しい点検や更新には、知識をもったうえで作業しないと危険であり電気工事士の資格が必要です。
ご自身では行わず、必ず電気工事会社にご相談されるようお願いします。
何かお困りごとがございましたら、お気軽に当社までご相談ください!